代表ご挨拶

『善意と医療のかけ橋』を目指して

 暑い日、寒い日、大雪の日、どのような日であろうと、輸血を必要とする患者さんはいます。その患者さんのため、年間約500万人の方々が日本赤十字社の献血にご協力されております。

 

 輸血と聞くと、赤い液体である生の輸血用血液のことを想像しますが、実は献血していただいた血液量の約半分は輸血用血液、あとの半分はこちらも医療に欠くことのできない「血漿分画製剤」となって、患者さんに「輸血」されているのです。

 血漿分画製剤を製造するため、原料となる血漿が日本赤十字社から、私たち日本血液製剤機構(JB)を含め国内の3社に配分されます。

 

 JBは、「善意と医療のかけ橋」を基本理念に、献血者の皆さまの善意を血漿分画製剤という形に変えて、患者さんと患者さんを支える医療関係者のもとへ安定的にお届けしています。

 血漿分画製剤の国内自給は、「血液法」の基本となるものでありますが、実現はしておりません。このため、国内自給の達成に貢献することをJBのビジョンの一番目に掲げています。

 そして、常に血漿分画製剤の新たな可能性を追求し、科学と医学の場における革新に挑戦することで、日本の医療と血漿分画事業の発展に貢献して参ります。また、アジア地域の人々の健康にも貢献できるよう、今以上に成長していきます。

 皆さまの一層のご支援をお願い申し上げます。

一般社団法人日本血液製剤機構理事長 秋山裕治