以下を参照ください。
・アコアラン静注用の溶解方法
局所障害性のある成分ではありませんので、一般の輸液等が漏出した場合の対処と同じです。
<参考>1),2)
薬剤(一般の輸液など)が漏出した場合は、腫脹などの軽減に冷罨法(れいあんぽう)が効果的と言われています。20℃前後の冷罨法を漏出直後に行うことで炎症反応が軽減します。3時間程度は継続して冷やした方が効果的ですが、30分間でも効果が見られたといわれています。
1) 武田 利明,Expert Nurse 2012 ; 28:66-69
2) 三浦 奈都子,Expert Nurse 2012 ; 28:70-77
アコアラン静注用は遺伝子組換え製剤であり、ヒト血漿由来の原料を用いていないため、ヒト血漿由来の感染リスクはありません。
(アコアランはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞以外のヒト又は動物由来原材料を使用しておりません。)
電子化された添付文書に「原則として、他剤との混合注射は避けること」とされていますので、原則単独での投与をお願いします。
溶解後の安定性試験(暗所、25℃、24時間保存)の結果、外観、pH、含量に経時的な変化は認められませんでした。
(詳細はインタビューフォームを参照ください)
しかし、たん白製剤であり保存剤を含有していないため、溶解後はできるだけ速やかに使用してください。
ガラス瓶入りの製剤であるため、エアー針は必要です。
使用後の残液は細菌汚染のおそれがあるので使用しないでください。
(本剤は細菌の増殖に好適なたん白であり、しかも保存剤が含有されていないため)
溶解した液をシリコンオイルが塗布されているシリンジで採取した場合、浮遊物が発生することがあります。
投与前に薬液中に浮遊物がないか目視で確認してください。浮遊物が認められた場合には投与しないでください。(電子化された添付文書)
シリンジを用いて投与される場合は、以下の点に十分ご留意ください。
医療関係機関等から排出される廃棄物は、環境省の「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」の「感染性廃棄物の判断フロー」に基づき、「形状」、「排出場所」、「感染症の種類」の観点から客観的に感染性廃棄物か非感染性廃棄物かを判断することになります。詳細は感染性廃棄物処理マニュアルの判断フローを参考にしてください。
薬剤部で未使用のアコアランは、非感染性廃棄物と考えられますが、詳細は産業廃棄物処理業者等へご確認下さい。
外箱(個装箱)に3枚付いています。
一般的に静脈内注射で使用されている20~23Gの注射針をご使用ください。
24Gでも投与は可能です。
輸液で一般的に使用されている輸液セットをご使用ください。材質の指定はありません。
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