「バイクロット®配合静注用の溶解方法」をご確認ください。
溶解方法、注射の準備、廃棄方法等については、資材「バイクロット®配合静注用家庭療法(自己注射)の手順」をご確認ください。
活性化人血液凝固第Ⅶ因子として、体重1kg当たり症状に応じて1回60~120μgを2~6分かけて緩徐に静脈内に注射して下さい。
局所障害性のある成分ではありませんので、一般の輸液等が漏出した場合の対処と同じです。
<参考>1),2)
薬剤(一般の輸液など)が漏出した場合は、腫脹などの軽減に冷罨法(れいあんぽう)が効果的と言われています。20℃前後の冷罨法を漏出直後に行うことで炎症反応が軽減します。3時間程度は継続して冷やした方が効果的ですが、30分間でも効果が見られたといわれています。
1) 武田 利明,Expert Nurse 2012 ; 28:66-69
2) 三浦 奈都子,Expert Nurse 2012 ; 28:70-77
薬剤調製時の注意に「他の製剤と混合しないこと」とあり、単独での投与をお願いします。
採血国は日本で、採血の区別は献血となります。
同意書の取得は義務ではありませんが、取得いただくことが望ましいと考えます。
医薬品医療機器等法では患者に説明して理解を得ることが求められていますが、血漿分画製剤の同意書の取得は輸血用血液製剤のように診療報酬算定上の要件となっていません。しかしながら、万が一に備えて同意書を取得いただくことが望ましいと考えます。
医薬品医療機器等法 (特定生物由来製品取扱医療関係者による特定生物由来製品に係る説明)
第六十八条の二十一
特定生物由来製品を取り扱う医師その他の医療関係者(以下「特定生物由来製品取扱医療関係者」という。)は、特定生物由来製品の有効性及び安全性その他特定生物由来製品の適正な使用のために必要な事項について、当該特定生物由来製品の使用の対象者に対し適切な説明を行い、その理解を得るよう努めなければならない。
薬剤調製時の注意に「使用後の残液は細菌感染のおそれがあるので使用しないこと」とあり、溶解後の残液の使用は避けて下さい。一度溶解したものはできるだけ速やかに使用して下さい。
【参考:廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル 令和5年5月】
「血液製剤については、それ自体には感染性がないことから感染性廃棄物ではないが、外見上血液と見分けがつかない輸血用血液製剤(全血製剤、血液成分製剤)等は血液等に該当するものとする。」とされています。
シリンジポンプによる投与も可能です。
DPCにおいては出来高算定となります。DPCにおける包括評価から除外し、出来高算定可能な薬剤として厚生労働大臣が指定している「血友病等に使用する血液凝固因子製剤」に該当します。
【参考】
「DPC における高額薬剤の取り扱いについて」平成22年4月22日通知
一般的に静脈内注射で使用されている注射針のゲージ(G)は20~23Gですが、付属の移注セットには25Gの翼付静注針が入っています。
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