いつ抗D人免疫グロブリンを注射する?

妊娠28週前後

妊娠29週目以降になると赤ちゃんの血液(赤血球)がお母さんの血液に入り、抗D抗体が作られる可能性が高くなります。
そのため、妊娠28週前後に抗D人免疫グロブリン製剤を注射して、抗D抗体ができないように備えます。

分娩後や妊娠中の検査・処置などの後

分娩時や、妊娠中に検査や処置を行った時、お腹を打った時などは、赤ちゃんの血液(赤血球)がお母さんの血液に入る可能性が高いため、72時間以内に抗D人免疫グロブリン製剤を注射します。

抗D抗体が作られる確率

抗D人免疫グロブリン製剤を妊娠28週前後と分娩後の2回注射すると、抗D抗体が作られる確率は0.1%程度になると言われています。