献血には2種類あり、血液中のすべての成分を採血する全血献血と、血漿など特定の成分だけを採血する成分献血があります。
全血献血による血液の場合、遠心機や分離装置などを使って赤血球と血漿に分けられます。
血液の安全性をチェックするために、血液型の検査や感染症の検査などを行い、合格した血液だけが使われます。
大量の血漿をタンクに入れて「エタノール分画法」という方法で、薬に使う成分を取り出します。
加熱処理やフィルター処理などさまざまな方法を用いて、細菌やウイルスをやっつけ、不純物を取り除きます。
できあがった製品は、無菌状態のクリーンルームで専用の瓶に詰められます。
必要な成分がちゃんと入っているかを検査したり、品質や安全性をチェックするさまざまなテストを行います。
最終試験で合格した製品だけが、お薬として病院などに届けられます。