どんな検査方法があるの?

病気の状態を詳しく調べる以外にも、症状が似ている他の病気との鑑別に行われる場合もあります。

1尿・血液検査

血清中の抗体、発病のきっかけとなった病気を調べたり、他の病気と鑑別するために、採血・採尿を行います。

尿・血液検査

2脳脊髄液検査

腰部に針を刺し、脳脊髄液を採取して、タンパク・細胞などを調べます。

脳脊髄液検査

3電気生理学的検査

運動・感覚神経伝導検査

末梢神経に電気刺激を与え、神経の伝わる速さ(運動・感覚神経伝導速度)、途中で遮断された状態(伝導ブロック)の有無を調べます。

針筋電図検査

細い針を筋肉に挿入し、筋肉またはそれを支配する末梢神経の状態を調べます。

電気生理学的検査

4画像検査

MRI検査

末梢神経を撮影して神経の肥厚の有無を調べます。

画像検査

超音波検査

神経に超音波を当てて画像化し、末梢神経の状態を調べます。

超音波検査

5神経生検(腓腹神経)

くるぶしの外側の神経(腓腹神経)の状態を調べます。

光学顕微鏡:くるぶしの外側の神経(腓腹神経)の状態

光学顕微鏡

電子顕微鏡:くるぶしの外側の神経(腓腹神経)の状態

電子顕微鏡
埼玉医科大学総合医療センター 神経内科 症例

6自己抗体

CIDPに特異的抗体は見つかっていません。
鑑別診断として、自己抗体を測定します。特に、MAG抗体陽性の場合は、IgM単クローン血症を伴うニューロパチーの可能性があります。

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