病気の状態を詳しく調べる以外にも、症状が似ている他の病気との鑑別に行われる場合もあります。
血清中の抗体、発病のきっかけとなった病気を調べたり、他の病気と鑑別するために、採血・採尿を行います。
腰部に針を刺し、脳脊髄液を採取して、タンパク・細胞などを調べます。
末梢神経に電気刺激を与え、神経の伝わる速さ(運動・感覚神経伝導速度)、途中で遮断された状態(伝導ブロック)の有無を調べます。
細い針を筋肉に挿入し、筋肉またはそれを支配する末梢神経の状態を調べます。
末梢神経を撮影して神経の肥厚の有無を調べます。
神経に超音波を当てて画像化し、末梢神経の状態を調べます。
くるぶしの外側の神経(腓腹神経)の状態を調べます。
CIDPに特異的抗体は見つかっていません。
鑑別診断として、自己抗体を測定します。特に、MAG抗体陽性の場合は、IgM単クローン血症を伴うニューロパチーの可能性があります。