嚥下困難
飲み込みにくく、時にむせる
重症筋無力症は、まぶたが下がる、二重に見えるなど眼の症状にあらわれることが多く、眼の症状だけの「眼筋型」と、眼だけでなく手足や飲み込む力などの筋力が低下する「全身型」があります。 症状があらわれる身体の部位やその程度には個人差があります。また、疲れやすく(易疲労性)、1日の中でも症状が変動(日内変動)したり、日によって疲れやすさが違う(日差変動)のが特徴です。
口や咽喉の動きが悪くなることにより、飲み込みにくく、時にむせたり(嚥下困難*1) 、しゃべりにくくなります(構音障害*2) 。これを球症状といいます。
*1 えんげこんなん
*2 こうおんしょうがい
飲み込みにくく、時にむせる
しゃべりにくい
呼吸にかかわる筋力が低下するため、日常生活の中で息苦しさがでることがあります。
手足が弱くなったり、繰り返し運動を続けると早く疲れます。
まぶたが下がる(眼瞼下垂*3)、ものが二重に見える(複視*4)などが主な症状で、眼の症状だけの場合を眼筋型といいます。
*3 がんけんかすい
*4 ふくし
1日の中でも、午前中より午後、夕方の方が症状が出やすく(日内変動)、また、日によって疲れやすさが違います(日差変動)。