フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand disease)とは?
フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand disease)は、止血に重要な役割を果たすフォン・ヴィレブランド因子の量的減少(量が少ない)または質的異常(うまく働かない)が原因で、止血がうまくできない病気です。
フォン・ヴィレブランド病は遺伝性の疾患です。多くの遺伝病がそうであるように、家系内に同じ病気を発症した人がいるからといって、必ず全員に遺伝するわけではありません。また家系内に同じ病気の方がいなくても発症する場合があります。
症状チェック!
下記の項目に当てはまるものはないかチェックしてみましょう。
- 子どもの頃、鼻血を出すとなかなか止まらなかった
- 歯ぐきから出血しやすく、歯を抜くとなかなか血が止まらない
- 打ち身や青あざができやすい
- 小さな切り傷でも血が止まりにくい
- 初潮から出血が多く、生理が重く長引きやすい
- 母(もしくは父や兄弟姉妹)も血が止まりにくい体質だ
もし当てはまるものがあったのなら、「血が止まりにくい病気かもしれない・・・」と疑ってみてもよいかもしれません。もちろん、上記の項目に当てはまったからといって必ずしも血が止まりにくい病気であるとは限りません。病気であるかどうか、一度、血液凝固に詳しい血液内科の先生に相談してみましょう。