どんな検査?
①臨床症状、②皮膚の組織、③血液の中の自己抗体の3つを調べます。
①臨床症状
水疱やびらんなどの症状を観察します。数、大きさ、範囲を部位別に点数化して、病気の重症度(症状の強さ)を判断します。
②皮膚の組織
局所麻酔をして皮膚や粘膜の一部をメスで採り、顕微鏡を使って組織にできている水疱や、自己抗体がついているか、などを細かく観察します。
③血液の中の自己抗体
血液検査で、血液の中に自己抗体があるか、また、その抗体価(参照)はどのくらいかを確認します。
「抗体価」とは何ですか?
「自己抗体の量」のことです。自己抗体は病気の原因であるため、抗体価の増減は、病気の勢いや治療の効果を判断するのに有用です。例外もありますが、症状と抗体価はある程度連動しますので、両方を参考にしながら、治療を組み立てます。