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中央研究所

蛋白化学研究室

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  • 血漿成分から医薬品シーズの単離精製および品質評価
  • 最新の精製技術および分析技術を用いた献血血液の有効利用

私たちの研究室は、最新の単離精製技術と分析技術を用いて、「ヒト血漿を原料とする医薬品シーズの探索」および「既存の血漿分画製剤の改良」に関する研究を行っています。

ヒト血漿中には、アルブミンや免疫グロブリン等のタンパク質の他に、機能が完全に解明されていないタンパク質や、細胞外小胞やマイクロRNA等の物質の存在が報告されています。そして、これらに注目した生物由来製品の研究が盛んになってきています。
このような医薬品業界を取り巻く環境の中で、ヒト血漿成分を原料に用いた医薬品開発は、従来の高分子または低分子医薬品には無い可能性が秘められていると考えています。

これらの秘められた可能性を探究するためには、多様な成分で構成されるヒト血漿成分から目的物質を単離精製および品質評価するための高い技術が必要となります。
また、限りある原料から製造される血漿分画製剤は、医療現場において代替の効かない医薬品と位置付けられる場合もあり、継続的に製剤を供給し続けるためには収率向上などの製法改良が必要となります。

これらの研究を行うために、蛋白化学研究室では、これまでに蓄積した経験やノウハウを活かして、最新の単離精製技術および分析技術を構築し、貴重な献血血液の有効利用に取り組んでいます。

蛋白化学研究室での実験風景
研究サイクルのイメージ
研究サイクルのイメージ

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