JBは、基本理念・ビジョンの実現に向け、血漿分画製剤を通じて社会に貢献するために中長期計画で掲げてきた5つのテーマと、SDGsに関連の深い「地球環境への配慮」および「地域社会との共生」の2つを加えた7つのマテリアリティを特定しました。
JBでは、「善意と医療のかけ橋」の基本理念を掲げ、安心で安全な血漿分画製剤の安定供給と国内自給の達成に貢献します。また、患者さんと医療関係者の最善のパートナーを目指し、ニーズに対応した既存製品の改良および新規製剤の開発を行っています。
JBの重要な使命は、善意の献血による血漿分画製剤を安心・安全な形で患者さんと医療関係者へ安定的にお届けすることです。その使命を果たし、永続的に血漿分画製剤を作り続けるためには、生産性の高い効率的な体制の構築が必要不可欠です。
JBでは、需要の大きい免疫グロブリン製剤の製造量に合わせて、献血から複数の製剤を連続的に効率よく製造することに努めています。また、血漿分画製剤のさらなる可能性を追求するために、血漿たん白の新規活用方法を含めた新規事業の検討などにも力を入れています。
JBは、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献するため、血漿分画製剤を通じて今まで培ってきた技術や経験などを活用し、アジア地域をはじめとした治療機会に恵まれない国への支援活動を行っています。
JBでは、行動指針に則って、年齢・性別・人種などの多様性を尊重しながら、仲間と協調し、お互いに成長していくことを実践しています。今後も、一人ひとりが成長・活躍できる風土を醸成しながら、より健全な経営体制を目指してまいります。
JBは、社会課題である環境問題の解決のため「日本血液製剤協会カーボンニュートラル行動計画」に基づいて、2050年カーボンニュートラルに向けたビジョンの策定および目標の設定を行い、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組みます。
JBは、地域社会のご理解ご協力なくして、事業を継続することはできません。また、献血は地域社会の善意により成り立っています。これからも、患者さんや医療関係者の皆さんをはじめ、地域社会の信頼をいただきながら、事業を継続してまいります。
7つのマテリアリティに共通する重要度の高い中核となる目標として、
目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標12「つくる責任つかう責任」、
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の3つを特定しました。